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元「浅草ロック座」運営の斎藤観光、破産手続き開始決定
(株)斎藤観光は、10月7日に東京地裁へ自己破産を申請し、同月15日に破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は北川恵子弁護士(河野・川村・曽我法律事務所)。債権届け出期間は11月12日までで、財産状況報告集会期日は2015年1月8日午後2時。
斎藤観光は、浅草老舗のヌード劇場「浅草ロック座」の運営を手がけ、94年3月期には年収入高約8億8000万円を計上していた。
しかし、バブル崩壊後の景気低迷により入場者数が減少。リーマン・ショックもあり、さらに客足は遠のいていた。その後、国税の差押さえを受けるなど資金難に陥り、本年8月末には従業員を解雇するとともに事業を停止していた。
帝国データバンク、及び東京商工リサーチによると負債は、債権者約7名に対して約2億3800万円。
現在、「浅草ロック座」は別会社により営業されている。