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シンガポール投資ファンド、東京駅前の高層ビルを買収

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シンガポールの政府系投資ファンドが21日、JR東京駅前の高層ビル「パシフィックセンチュリープレイス(PCP)丸の内」を買収したと発表した。買収額は1,700億円程度とみられ、リーマン・ショック以降では国内最大級となる。

PCPは地上32階建てでオフィスのほか、高級ホテルなども入居しており、今回取引されたのはオフィスフロア部分で、セキュアード・キャピタル・インベスト・マネジメントが保有していた。

セキュアード・キャピタル・インベスト・マネジメントは、09年にダヴィンチ・ホールディングス所有のパシフィックセンチュリープレイスを返済が滞ったと して債権者の新生銀行から1400億円で取得していた。

東京都心は空室率低下を背景に世界の投資マネーが流入しており、不動産市況の復調が鮮明となった。