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旧・ライブドア不動産のヴィンテージ、破産手続き開始決定
ヴィンテージ(株)は、9月25日に東京地裁へ自己破産を申請し、10月3日に破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は野田聖子弁護士(永沢総合法律事務所)。債権届け出期間は11月7日までで、財産状況報告集会期日は平成27年1月19日午前11時。
ヴィンテージは昭和52年4月に創業し、独立系の中堅金融業者として事業をスタート。平成17年には(株)ライブドアグループに入り、商号を(株)ライブドア不動産へ変更、平成17年3月期には年収入高約23億1900万円を計上していた。
しかし、平成18年のライブドア事件の影響で経営体制の見直しがなされるなか、同年8月には現商号へ変更していた。平成20年には投資ファンドに株式が譲渡され、同ファンド傘下で事業を続けていたが、平成22年9月には資金調達などで取引関係のあった日本振興銀行(株)が民事再生法の適用を申請。その後、同社が倒産した影響もあり環境が急速に悪化し、ここ数年は実質的な活動を停止していた。
帝国データバンク、および東京商工リサーチによると、申請時の負債は約66億3000万円。