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「ホープツアー」のロータリーエアーサービスが破産手続き開始決定

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(株)ロータリーエアーサービスと関係会社の(株)旅バス、ケーケーエアー(株)は、8月11日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

ロータリーエアーサービスは、昭和50年5月に設立された旅行会社で、「ホープツアー」の名称で国内や海外旅行の企画・販売を展開し、平成11年3月期には年売上高約115億円を計上していた。

近年は、高速ツアーバス「キラキラ号」の企画・主催に注力していたが、平成24年の関越自動車道での高速バスの運転事故の影響で客足が減少し、資金繰りが悪化。同年6月25日には航空券の販売代理店契約を締結していたスカイマーク(株)から東京簡易裁判所に売掛金の未払いに関する支払督促の申し立てをされるなどトラブルが発生していた。

平成26年に入り、更なる資金繰りの悪化により差し押さえを受けるなどしていたため、再建を目指しスポンサー交渉を進め、5月28日にはバス運行事業者へ同事業を承継することで基本合意したと発表していた。その後、事業承継手続きが7月末までに完了したことから、今回の措置となった。

帝国データバンク、及び東京商工リサーチにると、負債は、ロータリーエアーサービスが債権者約150名に対し約18億1000万円、旅バスが債権者約160名に対し約8億7000万円、ケーケーエアーが債権者約25名に対し約4億5000万円で、3社合計で債権者約335名に対し約31億3000万円。