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五島産業汽船ほか1社、負債2社合計約25億円で破産手続き開始決定

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五島産業汽船と、関連会社のジィ・エス・ケイの2社は、長崎地裁へ11月13日に自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は石橋龍太郎弁護士(塩飽志郎法律事務所)。破産管財人は山下俊夫弁護士(山下・川添総合法律事務所)。
東京商工リサーチによると負債は、五島産業汽船が債権者92名に対し、約20億2000万円、ジィ・エス・ケイの負債総額は債権者76名に対し約4億7500万円で、2社合計約24億9500万円。

五島産業汽船は1989年4月に創業した沿海旅客運送業者で、ほかに海上貨物運送、船舶売買および仲介、レンタカー業などを手掛けていた。
長崎~鯛ノ浦(新上五島町)、佐世保~有川(新上五島町)、佐世保~福江のほか、試験運転航路の長崎~天草(﨑津港)を運航していたが、以前から低採算が続き、2013年4月期には9億5540万円の債務超過に陥っていた。

累積赤字を一部解消するため2014年4月、資本金を2億円から1000万円に減資したが、財務面は不安定な状態が続き、2018年4月期にはエンジン関連の損失や不採算航路の影響で約2億9000万円の赤字を計上し、厳しい運営が続き、今回の処置に至った。

ジィ・エス・ケイは1994年11月に設立、五島産業汽船に対する燃料販売のほか、発券業務を手がけていたが、連鎖に至った。

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