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ヤフー子会社、自転車シェアサービス展開のOpenStreetを買収

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ヤフー【4689】の子会社で新規事業開拓を行うZコーポレーションは、SBイノベンチャーの子会社で、自転車シェアサービス「HELLO CYCLING」を展開しているOpenStreetの第三者割当増資を引き受け、OpenStreetに資本参加すると発表した。

OpenStreetは、「短距離交通インフラの構築」をミッションとして、事業者や自治体を対象にシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を2016年11月から提供している。事業者や自治体は、GPSと通信機能を搭載した「スマートロック」と専用の操作パネルを自転車に取り付けることで、「HELLO CYCLING」を活用してシェアサイクルサービスを運営することができ、シェアサイクルサービスの利用者は、異なる事業者や自治体により展開される複数のシェアサイクルサービスを一つのIDで利用することができる。

現在、「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルサービスは栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、兵庫県、香川県などにおける約40地区で展開されており、約1,000台の自転車が配備されており、小売業者や鉄道交通機関、コインパーキング運営事業者、マンションデベロッパー、観光協会など幅広い業種の企業や自治体などと連携し、各地域の特性に合わせた短距離交通インフラを提供している。なお、APAMANグループによる「HELLO CYCLING」の導入も決定しており、「ecobike」のブランド名で2018年5月から福岡県で本格的にサービスが開始され、順次全国で展開される予定である。

Zコーポレーションは、ヤフーグループとしてシェアサイクルという新たな領域へ参入し、月間約4,100万アクティブユーザーの「Yahoo! JAPAN ID」、約3,900万口座を持つインターネット上の決済サービス「Yahoo!ウォレット」、各種ナビゲーションアプリ「Yahoo! MAP」「Yahoo!カーナビ」「Yahoo!乗換案内」など、ヤフーの各サービスとの連携や顧客基盤の活用により、すでに多くの実績を持つ「HELLO CYCLING」の事業拡大を加速させるとともに、一層の利便性向上に取り組むため、今回の資本参加に至った。