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楽天とオムロンヘルスケア、遺伝子解析サービスのジェネシスヘルスケアに出資

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楽天【4755】及び京都府に本社を置く大手電気機器メーカーのオムロン【6645】のグループ企業であるオムロン ヘルスケアは、遺伝子解析サービス提供のジェネシスヘルスケアが実施する第三者割当増資を引き受けると発表した。

今回の増資に伴い、ジェネシスヘルスケアの資本金は、資本準備金を含め約37億8000万円に増加し、オムロン ヘルスケアへの株式発行価格を総発行済株式数で乗じたジェネシスヘルスケア株式価値総額は約420億円となる。

ジェネシスヘルスケアは日本における遺伝子分野の啓発と発展を目的とし、技術開発、遺伝子分野への啓発活動の一環としての広告活動および人材開発・育成の強化を積極的に行ってきており、現時点で55万人を超す日本最大の遺伝子データベースのプラットフォームを構築、2018年中には人口の1%にあたる100万人分のデータを蓄積することを目標としている。

楽天を引き受け先にする第三者割当増資は2017年8月にも行っており、楽天はこれらの出資を通じて、日本における遺伝子分野に関する技術向上や人々の理解促進を後押しすることで、より豊かな社会の実現に寄与していく。

一方、オムロン ヘルスケアとはジェネシスヘルスケアの遺伝検査キットと同社の測定機器を組み合わせたパーソナライズドソリューション事業を展開するなど2014年から提携関係にある。

今回の出資により、両社はこれまでの提携関係をさらに強化し、ジェネシスヘルヘルスケアが獲得する遺伝情報とオムロン ヘルスケアがグローバルで販売する血圧計をはじめとする精度の高い健康・医療機器から得られる生体情報を蓄積するデータプラットフォームを構築する。そして、蓄積されたデータを解析することで、将来の重篤な疾病発症の予測やその発症を防ぐための治療や健康管理指導を行うサービスを開発、提供し、未来の健康社会実現への貢献を目指していく。