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配送倉庫業務のエルエスエム、破産開始決定 負債総額約61億円

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配送倉庫業務を手掛ける物流業者エルエスエムは大阪地裁に破産を申請し2月7日、破産開始決定を受けた。
東京商工リサーチ及び帝国データバンクによると、負債総額は債権者166名に対し約61億5000万円。
破産管財人には秋山洋弁護士(弁護士法人御堂筋法律事務所)が選任された。

エルエスエムは運送管理システム等のパッケージ・受託ソフトウェア開発のほか、物流事業も手掛けていた。ロジスティクス全般の管理・運用・保守を中心に、大手コンビニチェーンなどに受注基盤を築いていたが、物流事業においては以前から採算性が低く、外部資金に依存した資金繰りが続いていた。

新規事業を立ち上げるなど業績向上を図るも、設備投資などで多額の資金需要が発生。これに対し、売上高の前倒し計上などの不正会計などで信用を作り、資金調達を行っていた。

ところが、29年7月頃からこの不正会計が金融機関に知れ渡り、対外信用を失い、資金繰りは限界に達し事業継続を断念、今回の措置となった。