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電通、米国BtoBデジタルマーケティング企業DWA社を買収

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広告代理大手の電通【4324】の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、グローバルに展開する米国のBtoBデジタルマーケティング会社「David Wood & Associates Inc.」(本社:サンフランシスコ市 以下、DWA社)の株式100%を取得すると発表した。

1996年に設立されたDWA社は、テクノロジーやデータ活用に強みを持ち、意思決定やマーケティング活動を強力に支援するサービスを提供することで、急成長してきた。現在、包括的なサービスを提供する同社は、全世界にテクノロジー、統合マーケティング、コミュニケ―ション戦略、デザインなどを専門とする従業員150名を抱えている。本拠地の米国をはじめ、欧州ではロンドン市とミュンヘン市、APACではシンガポール市、北京市、バンガロール市、シドニー市に営業拠点を展開している。

今日、マーケティング関連のテクノロジーはダイナミックに成長しており、企業はデジタルトランスフォーメーションを加速させる必要に迫られている。そのため、単なるツールの整備にとどまらず、いかにテクノロジーを用いて多様なデータを分析・活用するか、どのようにオムニチャネル展開していくかなど、高度な技術へのニーズが高まっており、この領域は有望な成長市場となっている。

DWA社の強みは、まさにこうした企業ニーズに応えるサービス提供が可能な点にあり、加えて、電通は昨年、米国独立系で最大級のデータマーケティング会社「Merkle」(マークル社)※を買収し、同社を電通グループのグローバルネットワーク・ブランドの一つとして位置づけ、マーケティングROI(投資収益率)を最大化するサービスの世界展開を始めている。今後電通は、マークル社のケーパビリティーの強化・拡充を図るため、DWA社の事業ブランドを「DWA, a Merkle Company」(DWA・ア・マークル・カンパニー)へと改称、両社の知見・ノウハウを融合させることで、グローバルなBtoBデジタル市場において競争力の高いソリューションを提供し、成長戦略を加速させていく。

※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、10のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開している。10のブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。

【DWA社の概要】
社  名     : David Wood & Associates Inc.(DWA社)
本社所在地    :  米国カリフォルニア州・サンフランシスコ市・ロンドン市、ミュンヘン市、シンガポール市、北京市、バンガロール市、シドニー市に営業拠点を持つ
設  立     : 1996年3月
株主構成     : 株式取得後、電通イージス・ネットワーク100%
収益(Revenue): 1,990万ドル(約22.4億円)(2016年12月期)
代 表 者      : Bob Ray (CEO)
従業員数       : 150名(全世界)
事業内容     : BtoB領域においてデジタルマーケティング領域全般のサービスを提供

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