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東急エージェンシー、IoTプラットフォーム提供のアクアビットスパイラルズと資本提携
広告代理店大手の東急エージェンシーは、NFC/QRコードの技術を提供するIoTプラットフォームのベンチャー企業のアクアビットスパイラルズに出資し、資本提携を行ったと発表した。
スマートフォンは、生活者が情報接触する場所や時間の制約を取り払い、また一人一台のパーソナルな ツールとして普及・定着しており、そのような生活者の情報メディア環境において、広告主はスマートフォンを活用したり、既存メディアと組み合わせたり、生活者とのコミュニケーション活動における可能性を追求している。
これらの課題や要望に対応すべく、東急エージェンシーでは、同社が販売する「ビッグデータ解析ツール Target Finder®」「Activation Manager」などを活用しながら、<一人ひとりの生活者の行動を捉えて、次の行動を喚起するコミュニケーションの仕組み> =「アクティベーションプラットフォーム」の構想を推し進め、開発に取り組んでいる。
今回、東急エージェンシーが資本提携を行うアクアビットスパイラルズは、リアル行動とネット行動とをつなぐ「SmartPlate」を接点としたIoTプラットフォームの開発・販売を行っている。
今回の資本業務提携により、SmartPlateの活用による、広告主と生活者をつなぐダイレクトできめの細かいコミュニケーション活動、販売促進活動を、両者が協業して支援していく。
東急エージェンシーは、昨年、資本業務提携契約を締結したビーコンプラットフォームの開発・構築のTangerineに続き、近距離通信テクノロジー領域のベンチャー会社であるアクアビットスパイラルズに出資を行うことで、スマートフォンを活用した新しい顧客接点づくりに注力していく。リアルとネットが本格的に融合する時代に向けて、広告主が生活者の日常行動に寄り添うことが可能となる<アクティベーションプラットフォーム>の提供を目指す。
また、今回の資本業務提携による協業を推進することで、ベンチャー企業アクアビットスパイラルズにおいては同社の掲げるHyperlink of Things®の世界観の実現に向けた事業発展に寄与するものと期待している。