メディパルHD（7459）、保険調剤薬局の薬樹と資本業務提携へ

(株)メディパルHD【7459】と薬樹(株)は20日、資本業務提携を結ぶことに合意し、基本合意書を締結したと発表した。
薬樹は首都圏を中心に150店舗の保険調剤薬局を展開しており、メディパルが開発した調剤薬局業務サポートシステム「プレサス」を2012年2月に初めて全店に導入。
メディパルの高機能物流センター「ALC」（エリア・ロジスティクス・センター）と連動したプレサスを活用することで、保険調剤業務で常時在庫品の欠品率が5分の1の0.6％に削減できたほか、調剤時間を15％削減、ヒヤリハット50％削減、発注時間の削減、医薬品の急配8割削減――を達成した。
こうした両社の取組みの成果を、多くの保険調剤業務を行う小売店舗に展開する両社の方向性が一致し、資本・業務提携の基本合意を締結したもの。
これにより、メディパルは薬樹の発行済株式総数の20％を取得。両社がそれぞれの経営資源を有効活用することにより、調剤薬局やドラッグストアのチェーンオペレーションの効率化と患者サービスの向上に向け、プレサスを提供していく。