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総合水処理最大手の栗田工業、韓国の水処理薬品事業会社の株式追加取得し連結子会社化 

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総合水処理の最大手の栗田工業【6370】は、韓国の持分法適用会社である韓水Co.,Ltd.の発行済株式の約50%を取得。これにより、栗田工業の韓水Co.,Ltd.への出資比率は85%となり、同社は栗田工業の連結子会社となったと発表した。また、栗田工業から代表理事を派遣する。

栗田工業グループは、日本、アジア、欧州、北南米の世界4極体制を確立し、国際競争を勝ち抜く企業グループとしてさらなる飛躍を目指しており、このたびの株式取得はアジアの戦略市場の一つである韓国での事業強化の一環として実施するもの。

韓水Co.,Ltd.は、1974年に栗田工業との合弁会社として設立され、40年以上にわたり韓国で水処理薬品事業を展開してきた。地域に密着した販売・サービスネットワークと顧客基盤を構築し、電子産業を中心とした各種製造業の水処理の知見を有したスタッフを多数擁している。このたび、同社の経営基盤を強化し、事業戦略の一体化を推進することを目的に株式を取得した。

韓国市場は、電子産業をはじめとする成長分野が存在し、中長期的な内需拡大やさらなる経済成長が期待される。このたびの株式取得によりグループ一体の経営を推進し、コスト競争力の強化や商品力の拡充を図るとともに、栗田工業グループの特長ある技術・サービスを融合した付加価る高い水処理ソリューションを提供していく。韓国において水処理装置事業を展開する韓水テクニカルサービス(*1)との連携も強化し、グループの総合力を活かした様々なシナジーを創出することで、顧客親密性をさらに高め、継続的な事業拡大を目指す。

栗田工業グループでは海外事業拡大の一翼を担う重要地域として韓国を位置づけ、同国における事業成長スピードをさらに加速していく。

*1 韓水テクニカルサービス:
1999年設立の栗田工業100%子会社。
韓国における水処理装置の製造・販売、メンテナンス及び水処理施設の運転・維持管理を行っている。