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自動翻訳サービスのロゼッタ、GMOスピード翻訳を完全子会社化

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人工知能とWeb検索活用の自動翻訳サービス・ソフトを提供しているロゼッタ【6182】は、GMOクラウド【3788】の100%子会社でクラウドソーシング翻訳サービスのGMOスピード翻訳の株式の取得し完全子会社化すると発表した。
取得価格は、1億2000万円。

本件株式取得は、「GMOスピード翻訳」の持つクラウドソーシングのリソース及びノウハウをロゼッタグループ内に子会社として取り込むことで、ロゼッタのAI自動翻訳「T-4OO」 の開発と『AI & CROWD』戦略推進のスピードアップを実現することを目的とし、『我が国を言語的ハンディキャップから解放する』というグループミッションの早期実現に寄与すると考え、今回の買収に至った。

『AI & CROWD』戦略とは、AIサービスを活用してクラウドソーシングの業務を効率化する一方で、AIをより進化させるための学習データをクラウドソーシングによって大量に生成し、進化したAIによってさらにクラウドソーシングの業務を効率化するという、AIとクラウドソーシングの互恵的な相乗効果のループを目指すもの。 具体的には、ロゼッタでは先般「ほぼ人間に匹敵する」高精度AI自動翻訳「T-4OO」をリリースしたが、まだ若干誤訳や訳抜け等が残っており、AI自動翻訳サービスの観点からは、クラウドソーシングを活用した人手による訳文のリライトとの組み合わせが重要な補完機能となる。一方でクラウドソーシングによる翻訳業務からの観点からは、翻訳業務に高精度なAI翻訳を活用することによって大きく効率化が図れる。また、AI翻訳をさらに進化させるために大量に必要となる学習用データの生成においてもクラウドソーシングが必要となる。さらなる学習によって進化したAI翻訳は、再び翻ってクラウドソーシングの翻訳業務を効率化する。本件株式取得はロゼッタのAI自動翻訳「T-4OO」と「GMOスピード翻訳」との間の互恵的な相乗効果のループを目指すものである。