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住友化学、オーストラリアBRA グループを連結子会社化 ライフサイエンス事業拡大へ

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総合化学大手の住友化学【4005】は、殺虫成分ピレトリンの大手サプライヤーである、ボタニカル・リソーシズ・オーストラリア社およびその関係会社(以下、BRA グループ)の株式82.9%をオーナー等から取得し、連結子会社化したと発表した。

ピレトリンは、除虫菊の花から抽出される殺虫成分で、同じ基本化学構造を有する合成ピレスロイド系殺虫成分と同様に、家庭用、防疫用から農業用まで幅広く使用されている。BRAグループは1996年の創業以来、オーストラリアのタスマニア州でピレトリンを生産しており、除虫菊の種子改良や、ピレトリンの製造に関するノウハウの蓄積を通じて、品質の良い製品を安定的に供給できる信頼性の高いサプライヤーとしての地位を確立している。

住友化学は、グループ会社を通じてピレトリンを製造・販売しており、今回取得するBRAグループのノウハウを住友化学グループに展開するとともに、気候条件の異なる除虫菊の生産拠点を得ることで、より安定したピレトリンの供給体制を構築する考え。

住友化学は、高い成長が見込まれるライフサイエンスを重点分野の一つと位置付けて事業の拡大を進めており、これからも、衛生的な生活の実現、感染症の防止など、さまざまな社会問題の解決に貢献していく。

<BRAグループの概要>
構成企業 : Botanical Resources Australia Pty Ltd およびその関係会社
所在地 : オーストラリア タスマニア州
事業内容 : ピレトリンなどの製造・販売
業員数 : 約70 名
今後の株主構成:住友化学 82.9% McLaughlin Gormley King Company(住友化学 86.5%出資) 17.1%

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