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スイスのネスレ社、米国ブルーボトルコーヒー社の株式を68%取得

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ブルーボトルコーヒー社は、株式の68%をネスレ社に譲渡し、ネスレグループ傘下に入ると発表した。

ブルーボトルコーヒーの創業者でチーフ プロダクト オフィサーのジェームス・フリーマン氏、最高経営責任者のブライアン・ミーハン氏ら現経営陣は、ブルーボトルコーヒーのビジョンである「おいしいコーヒーをより多くの人に届ける」を実現するために、引き続き陣頭指揮をとっていく。 また、今後も、創業以来変わることのない3つの企業理念「デリシャスネス」「ホスピタリティ」「サステイナビリティ」を掲げて、事業を展開していく。ブルーボトルコーヒーは今回、ネスレとパートナーシップを締結したことにより、コーヒーに関する革新的な技術の習得、新しい国やエリアへの進出、デジタルプラットフォームの強化、商品ラインアップの拡充などにより、これまで以上においしいコーヒーを多くの人々に届けることができると考えている。 また、日本では、2018年春に新しいエリアである関西において京都への出店を決定したほか、東京及び関西エリアでのさらなる出店や他エリアへの進出など積極的に事業を拡大していく。 ブルーボトルコーヒーは、創業者のジェームス・フリーマンが2002年に、サンフランシスコのファーマーズマーケットでハンドローストしたコーヒー豆売をスタートしたところからはじまった。現在は、サンフランシスコからニューヨーク、ロサンゼルス、東京、ワシントンD.C.へとビジネスを拡大し、さまざまな地域で、季節に合わせたスペシャリティコーヒーを提供している。2017年中に、アメリカ国内では新しいエリアとしてマイアミ、ボストンに進出する計画があり、今年度の売上高は前年比70%増を記録する見込み。

ネスレは、1866年にスイス・ヴェヴェーに創業した世界最大の食品飲料会社。世界191ヵ国に拠点を持ち、32万8,000人の従業員が、「生活の質を高め、さらに健康な未来づくりに貢献します」というネスレの存在意義を示すために働いている。ネスレ社は、150年間にわたって、顧客のあらゆるライフステージに合わせて、おいしくて健康的な飲料や食品を提供してきており、現在は、ネスカフェやネスプレッソ、リーンクイジンなど、2000を超えるブランドやサービスを抱えている。

ブルーボトルコーヒーは2002年に、創業者のジェームス・フリーマンによって、アメリカ・カリフォルニアで誕生した。日本の喫茶店文化やおもてなし文化を反映したホスピタリティ、環境面に配慮したコーヒー豆を提供するサステイナビリティを信念に掲げながら、徹底的に追求したおいしいコーヒーを提供してきている。また、 自社のロースタリーから焙煎したてのコーヒーを配送可能な地域にのみカフェをオープンすることで、おいしさのピークに合わせてエイジングしたコーヒー豆の販売を行っている。現在は、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.、東京の5都市圏で40店舗を展開(2017年9月15日現在)。米国は年 内に、マイアミとボストンへの進出を予定しているほか、日本は2017年10月末に、7号店目となる三軒茶屋カフェのオープンを予定している。