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老舗建設コンサルタントの東京LB、特別清算開始決定 負債総額約30億円

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安川財閥の流れをくむ老舗建設コンサルタントで地質調査、土木設計を行う東京LBは8月14日、札幌地裁より特別清算開始決定を受けた。代表清算人は山川雅弘氏。

東京LBは、明治時代の財閥、安川敬一郎氏が経営していた明治鉱業(北海道、炭坑経営、昭和44年解散)の地質調査部門が分離する形で設立。建築、土木関連の各種コンサルタント、調査を主体とし、近年ピークとなる2004年11月期には年収入高約53億6900万円を計上していた。

その後近年は、官公庁案件が堅調に推移し一定の売り上げを確保していたが、損益面は同業者間の競争が激しく受注単価の下落を招いていたほか、外注費も増加し、赤字計上が続き、債務超過状態に陥っていた。

今年2月には、日本アジアグループ(東証1部)が連結子会社を通じて、当社の全事業を吸収分割により承継する新会社の全株式を取得する株式譲渡契約を締結。事業譲渡後の当社については、現商号に変更したうえで6月30日開催の株主総会の決議により解散、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債総額は30億359万円だが、変動の可能性もある。