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中古PC買取のリネットジャパン、SBIとカンボジア金融事業参入で合弁会社設立
東証マザーズ上場で中古パソコンの買い取り・販売のリネットジャパングループ【3556】は、SBIホールディングス【8473】と業務提携し、カンボジアにおけるフィンテックを活用した金融事業への参入を目的とした合弁会社を設立すると発表した。
カンボジアは国内総生産(GDP)の成長率が7%台で推移するなど、近年急速に経済成長を遂げており、経済発展に合わせ、リース事業をはじめ同国のファイナンス市場は今後大きく成長することが期待されている。特に、自動車は中古車を中心に急速に普及しているが、 これまで与信情報を提供する専門機関が不十分等の理由により、ローンやリースのサービスが整備されていないとうのが現状である。中でもタクシー事業者は、これまでタクシー業で安定した所得が既にあり、車両さえ保有することができれば、リース料金支払いが十分に行える状況だが、 与信の問題からリースサービスを利用できていなかった。これに対して、リネットジャパンは、自動車に取り付けるIoT機器を活用し、車両を通信と常時コネクトし、GPSによる追跡や支払延滞に対して遠隔からのエンジン始動の停止などにより支払いを促すことが可能となる「フィンテック」の仕組みを構築することで、与信審査を簡略化する試験運用を約1年に渡って行ってきた結果、運用の成果が好調だったことを受け本格展開することに決定した。
今回、カンボジアにおける金融事業に対する戦略がSBIホールディングスと一致したことにより、自動車、バイク、オート三輪車、農業機器などのリース事業、及びその他関連する金融事業の展開を目的とした合弁会社の設立を含む業務提携を実施する。また、リネットジャパンは業務提携契約に先駆けて合弁会社「Mobility Finance Cambodia Plc.」を設立することとした。