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セイノーHD、岐阜県のタクシー会社3社を買収

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東証1部上場で路線トラック草分け業界最大手のセイノーホールディングス【9076】の関連事業グループであるスイトトラベルは、可児タクシーを子会社に持つ新太田タクシーの株式100%と多治見タクシーの株式100%をそれぞれ取得し、3社をグループ化したと発表した。

新太田タクシー、可児タクシー、多治見タクシーは、岐阜県美濃加茂市、可児市、多治見市の3市を主要エリアとし、周辺4町(八百津町、坂祝町、富加町、御嵩町)も合わせ、広範囲をカバーしているタクシー会社であり、長年にわたる業歴により、地域密着での確固たる地位を保持してきている。現在は統括事業本部を可児市に置き、3社の集中業務を行い、美濃加茂市、可児市では約8割、多治見市では約3割と高い地域内シェアを維持しており、複数の駅構内権も確保し、地元密着企業として広い支持を集めている。

また、デマンドタクシーの運行等を通じた地場自治体との強い信頼関係も築いており、将来的にはデマンドタクシー等の乗合形式による公共交通事業においても安定収益を目指している。そして、これらのノウハウを共有することで高齢化社会に対する新事業を推進するなどのシナジー効果が期待されている。

スイトトラベルでは3社のグループ化に伴い、譲渡元である日本タクシーと連携強化を図ることとなっている。
地域の足として地元に根付いたタクシー会社の使命を果たすことを連携の目的とし、両社が今までに培ってきた信用と実績を礎にして、大規模災害発生時における相互協力やドライバーの接客マナー、安全教育を通じて地域と社会に貢献していく。