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金融システム開発のソルクシーズ、トヨタグループの豊田通商と資本提携

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東証1部上場でSBI社の持分法適用のSI会社であるソルクシーズ【4284】は、トヨタ系の総合商社である豊田通商【8015】と資本業務提携の実施及び豊田通商を割当先とする第三者割当による自己株式の処分を行うと発表した。
これによる資金調達額は、約7千6百万円。

ソルクシーズ及びソルクシーズグループは、金融業界向けのシステム開発を主業務とし、証券、銀行、保険、クレジットカードの各業界に対し、専門的な業務ノウハウを活かしたサービスを提供している。ソルクシーズグループにおいては特に専門性を活かし、IoTソリューションの開発・販売や、自動運転関連の設計・開発支援サービスを提供している。また、ソルクシーズは安定的な売上・収益を期待できるストックビジネスの拡大を経営目標に掲げており、この目標達成のために自社開発のクラウドサービスや見守りシステムの開発などの自社ソリューションの開発を推進してきている。

豊田通商は、トヨタグループの総合商社として、国内及び海外90カ国以上におよぶグローバルネットワークと、900社を超えるグループ会社を通じて、世界中でビジネスを展開し、自動車分野に限らず、資源から生活産業まで、様々な領域で事を創出しており、ICT分野においても次世代の自動運転社会に対応するインフラの整備や技術開発、新規サービスの開発・構築・事業化に取り組んでいる。

今回、ソルクシーズと豊田通商は、ソルクシーズグループの持つ専門性を活かしたICTソリューション開発力及び提案力と、豊田通商の持つグローバルネットワークと新規サービスの開発・構築・事業化への取り組みを併せることによって、より大きなシナジーが見込めると判断し、資本業務提携に至った。本資本業務提携によって両社の緊密化を図り、ソルクシーズグループによる専門性を活かした各種サービスの提供による事業機会の拡大や豊田通商グループとの協業展開を強化していく。

調達する資金の使途については、中長期の成長を促すため、顧客基盤の拡大及びソルクシーズグループとのシナジー効果が図れる企業や安定的な売上・収益が期待出来る業務に強い企業などを対象としたM&A資金に充当する予定。