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日本紙パルプ商事、オセアニア地域の紙輸入卸売事業会社を約64億円で買収

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紙流通国内首位の日本紙パルプ商事【8032】は、オーストラリアにおい てBJ Ballブランドで紙を中心とした輸入卸売事業を行うPagePack (AU) Pty Ltd(以下、「BJ Ball AU」)の株式を取得し、子会社化すると発表した。
取得価格は、約64億円。

日本紙パルプ商事は、昨今の事業環境の変化に対応すべく事業構造転換を鋭意進めており、基幹事業である「国内卸売」に加え、「海外卸売」「製紙・加工」「資源・環境」「不動産賃貸」の各重点分野において事業の拡充に努めている。重点分野の一つである「海外卸売」においては、近年、世界各地域においてプレゼンスの高い紙卸売会社のグループ会社化に注力しており、2010年には米国独立系大手紙商であるグールド・ペーパー社及びその傘下にある欧州の卸売事業を買収、また 2012年にはインド全土に販売網を有するKCTトレーディング社へ出資を行っている。

かかる戦略を通じて、全世界をカバーする調達・供給体制の強化を推し進め、海外卸売事業全体での事業規模の拡大を進めるとともに、各国における紙卸売会社と、日本紙パルプ商事が長年に亘って構築しているグローバルネットワークとの融合を通じ、同事業における収益力向上に努めている。現在では、日本紙パルプ商事グループの海外拠点は22カ国、64か所と拡大しており、紙・板紙業界においては、世界でも有数の専門商社として新たな挑戦を続けている。

今回、子会社化を行う予定のBJ Ballグループ及びDoggettが所在するオーストラリア・ニュージーランド両国での紙・板紙業界は、国内生産比率が低いことから、特に印刷・情報用紙分野ではその製品の多くを輸入に頼っており、歴史的にその役割は主として紙卸売会社が担っている。当該市場において、BJ Ballグループは、1918年にオーストラリアで創業され、現在ではオーストラリアの6拠点及びニュージーランドの5拠点を中心に、紙及び梱包資材・インクなどの卸売事業を行っており、オーストラリア・ニュージーランド両国における、紙卸売業界の大手企業である。また、近年は M&A などを通じて事業領域や製品分野の拡大を進めている。

一方、Doggettは1975年創業の紙卸売会社であり、現在オーストラリア主要4都市にて事業を展開する、同国における紙卸売業界の大手企業。Doggettは、顧客の要望に合わせた商品ラインナップを揃え、いち早くオンラインでの販売を始めるなど顧客サービスに優れた同分野におけるリーディングカンパニー。 日本紙パルプ商事としては、従来より海外卸売事業における事業規模の拡大及び収益力向上に向けたグローバルネットワークの拡充を実現するにあたり、オセアニア市場における事業基盤の強化は喫緊の課題と認識。一方、BJ BallグループとDoggettは、当該地域において主力商品である印刷・情報用紙の需要減少が見込まれるなか、両社の事業統合による規模の拡大を通じた経営効率化を推進していくことを企図すると同時に、成長戦略においては取扱商品の拡大とそれを支えるグローバルベースでの安定的な商品供給体制の確立を模索していた。

以上のように、3社其々が各々の課題の解決策を検討していくなかで、BJ BallグループとDoggettは、長年に亘って良好な関係を維持している日本紙パルプ商事の充実したグローバルネットワークの活用に着目し、3社共同での事業展開について真摯に協議、検討を進めてきていた。 上記協議を通じ、3社は、BJ Ballグループ及びDoggettの経営を統合したうえで日本紙パルプ商事グループの一員として今後の事業展開を図ることが、経営基盤の強化や当該地域における印刷情報用紙を含めた多種多様な紙・板 紙、及び関連商品の供給体制構築に資すると確信するとともに、顧客に対しさらなる付加価値を提供することが可能となるものと判断し、今回の合意に至った。

今回の資本参加により、日本紙パルプ商事はオセアニア地域での紙卸売マーケットにおける地位を飛躍的に高めると同時に、日本紙パルプ商事グループのグローバルネットワークの更なる強化・活用を推し進め、日本紙パルプ商事の取り扱う多種多様な商品をBJ Ballグループ及びDoggettの統合会社に供給するシナジー効果をより一層向上させることが可能となる。

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