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ジーンテクノサイエンス、伊藤忠ケミカルフロンティアと資本業務提携 新たなバイオシミラーの共同開発で

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ノーリツ鋼機【7744】グループでバイオシミラーを中心としたバイオ医薬品を開発するジーンテクノサイエンス【4584】は、伊藤忠グループの有機化学品事業会社である伊藤忠ケミカルフロンティアとの資本業務提携及び同社を割当予定先とする第三者割当による新株式発行を行うと発表した。なお、この第三者割当増資による調達金額は、301百万円。

ジーンテクノサイエンスは、平成25年5月にフィルグラスチムバイオシミラー(GBS-001)の上市を実現、その後も複数のバイオシミラーの開発を進め、バイオ医薬品の開発ノウハウを着実に蓄積。現在は、既存のバイオシミラーパイプラインの開発の着実な推進やバイオシミラーの新たなパイプラインの追加、並びに再生医療事業等を含めた新規バイオ事業立上げに向けて、鋭意事業を推進している。

同社は、バイオ医薬品の研究開発において、自社で製造設備等を有しないファブレス型のビジネスモデルを採用。このファブレス型の研究開発体制はプロジェクト毎に最適な製造委託先と協働体制を敷くことができる融通性、計画変更等に柔軟に対応できる迅速性が特徴であり、バイオ医薬品事業の価値を着実に高めるためには、開発段階に応じ適時適切な製造委託先に業務委託し、きめ細やかにプロジェクトを推進していくことが重要と考えている。

一方、伊藤忠ケミカルフロンティアは、世界中の原薬・製剤メーカーから高品質の医薬品原料及び医薬品を仕入れ、日本の製薬企業等に安定的に供給する事業を行っている。特にジェネリック医薬品市場の拡大に伴い安定供給の重要性が増す中で、同社は、海外供給メーカーの自主査察、自社試験室における品質試験及び管理並びに薬事申請業務対応を充実させることで、医薬品の安定供給の基盤を支えてきた。さらに同社は、近年需要が大幅に増加している抗がん剤分野において、他社に先んじてジェネリック抗がん剤の輸入事業に着手し、我が国におけるジェネリック抗がん剤の普及の一端に貢献している。

こうした中、ジーンテクノサイエンスは、平成25年8月に、伊藤忠ケミカルフロンティアと資本業務提携契約を締結。バイオシミラー1品目(以下、「バイオシミラーA)について共同開発をスタートさせ、現在も順調に開発を推進している。

今回、上述のバイオシミラーAとは別に、ジーンテクノサイエンスが別途開発を進めてきたバイオシミラー(以下、「本バイオシミラー」)について、その事業化に一定の目処が立ったため、両社は共同開発について協議を重ねてきた。その結果、ジーンテクノサイエンスが持つバイオシミラーの開発ノウハウと、伊藤忠ケミカルフロンティアがこれまでにジェネリック医薬品事業で培ってきた開発・製造ノウハウ及び国内外の製薬会社とのネットワークを駆使した情報収集力を組み合わせることで、本バイオシミラーのさらなる迅速な開発が可能との判断に至り、両社で共同開発を行うもの。

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