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スカパーJSAT、米Kymeta Corporationに出資 衛星通信分野開拓へ

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スカパーJSATホールディングス【9412】の事業子会社で、衛星事業・有料多チャンネル事業を行うスカパーJSATは、車両等を含む新しい衛星通信分野の開拓を目指し、平面アンテナメーカーであるアメリカのKymeta Corporation(以下「カイメタ 社」)との戦略的業務提携と、カイメタ社への出資を行うと発表した。

カイメタ社は、メタマテリアルを用いたエレクトロニクスビームフォーミングによる衛星捕捉技術(mTenna™技術)を持つ平面アンテナメーカー。

このmTenna™技術を用いたカイメタ社製の平面アンテナを車や鉄道といった移動体に搭載することにより、スカパーJSAT の通信衛星を用いた衛星通信が可能となり、走行中の車両間を含めた双方向の通信を行えるようになる。衛星通信を利用することで、複数の車両に対するデータ同報通信や、災害時の人命救助活動に用いられる特殊車両等でも迅速な通信の確立が可能となる。また、今後の発展が予想されるIoT 分野においても、衛星通信を利用した「つなげる」開拓が期待できるとしている。

さらに、本戦略的業務提携により、カイメタはスカパーJSAT の既存顧客そして将来の顧客向けのソリューションを開発し、両社で事業開発を協業していく。2017 年夏頃には、利用者向けにカイメタ社製アンテナのデモンストレーションを日本国内で共同実施する予定。