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帝国通信工業、中国の製造子会社の出資持分を譲渡 中国市場拡大への対応で製造拠点を移転

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可変抵抗器、スイッチ、センサー、前面操作ブロックなどの電子部品の開発、製造、販売を行う帝国通信工業【6763】は、連結子会社である富貴(無錫)電子有限公司(以下「富貴電子」)の持分の全部を譲渡すると発表した。なお、譲渡先は現段階では非公表。なお、譲渡価額は約123百万円(750万人民元)。

帝国通信工業では、安価なコストと中国市場の成長性に着目し、平成6年12月に中国・江蘇省無錫市に富貴電子を設立。それまで日本国内で生産していた固定抵抗器を、原材料を中国現地で調達して同社で生産を行い、中国市場および帝国通信工業グループの販売会社経由による日本国内および東南アジアへの供給を開始した。

その後、富貴電子所在地周辺の商業化が進んだことにより、製造拠点として存続し続けることが困難になったこと、併せて中国市場の拡大に対する対応の必要性から、平成24年3月に同じく江蘇省の淮安市に富貴電子(淮安)有限公司を設立し、富貴電子から新会社への製造移転を進めてきた。

今回、富貴電子(淮安)有限公司へ全製品の製造移転が完了したことを受け、帝国通信工業が保有する富貴電子の全出資持分について譲渡するもの。