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みなと銀行、ファンドを通じてレゾンへ出資 6次産業化事業を支援
兵庫県を地盤とする地方銀行のみなと銀行【8543】は、みなとキャピタルと共同で設立した「みなとAファンド投資事業有限責任組合」を通じて、ワイン醸造用ブドウの栽培を行う農地所有適格法人であるレゾンへの投資を実行したと発表した。なお、出資金額は50百万円。
レゾンは、ワイナリー、レストラン、ホテル、旅館等を運営する兵庫のレゾングループが設立した農地所有適格法人で、北海道空知郡中富良野町をはじめ、全国約60ヘクタールの圃場で高品質の醸造用ブドウの栽培を計画している。収穫されたブドウは全量を、今後設立予定の自社ワイナリーで原材料として使用し、製品は、レゾングループのまるき葡萄酒等のネットワークを通じて販売する予定。
今回の出資は、中富良野町及び富良野市の同社圃場の整備や資材調達等、生産体制を整備する資金に充当されるものであるが、同時に、レゾンが進める6次産業化事業を支援することで地域の雇用を創出し、近年人気が高まる日本ワインに対するニーズにも応えるもの。