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富士重工業、中国の生産合弁会社の持分を譲渡 産業機器事業の終了へ

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「スバル」ブランドの自動車など重工業メーカーの富士重工業(以下「富士重工」)【7270】は、中国における生産合弁会社である常州富士常柴羅賓汽油機有限公司(以下「FCR」)の株式の富士重工持分(全体の67%)を、合弁パートナーである常柴股份有限公司に対して譲渡すると発表した。

富士重工は、産業機器事業において、建設機械や産業機械、農業機械に搭載する汎用エンジンをはじめ、スノーモービルやオフロードカー等向けの高性能車載用エンジン、発電機、ポンプ等の完成商品を生産・販売している。

富士重工は、中期経営ビジョンの中で「スバルブランドを磨く」ことを重点取り組みとして掲げており、この取り組みをさらに加速させるには、事業の中核である自動車の開発部門を中心に、即戦力となる人的リソースを増強することが重点課題の一つとなっていた。

こうした中、事業ポートフォリオを総合的に検討した結果、産業機器事業を終了し、その経営資源を自動車事業へ集中するという決断に至ったもの。

FCRより生産継続の意向を受け、今回の譲渡に伴い、FCRに生産委託している一部の汎用エンジン等に関する技術をFCRに対し譲渡することについても合意している。

富士重工は、今回の産業機器事業終了の決定により、事業の中核である自動車事業へ経営資源を集中させることで、スバルブランドを徹底的に磨くための事業構造のさらなる強化を図り、持続的成長を目指す考え。