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ネクスグループ、エスニック雑貨のチチカカの株式取得 アパレル小売業を新たに開始

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モバイルインターネットデバイスとM2Mモジュールを中心とした製品開発、サービス提供を行うネクスグループ【6634】は、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(以下「ヴィレッジヴァンガード」)【2769】から、ヴィレッジヴァンガードの連結子会社であるチチカカの発行済株式の90%及びヴィレッジヴァンガードがチチカカに対して有する貸付債権を取得し、連結子会社化することに伴い、「アパレル小売業」を新たに開始すると発表した。

ネクスグループは、デバイス製品のハードの提供からM2M分野のソフトウェアの提供、またそれをとりまくIoT分野、さらにはフィンテックなどの先進的技術へ注力することで、様々な産業分野への通信をはじめとするソリューションを提供してきた。その中で、ファッション事業や飲食事業を検討していた。

一方チチカカは、エスニックファッションやエスニック雑貨の輸入販売を手掛け、営業店舗は、イオンモールや、ららぽーとなどの大型ショッピングセンターをはじめ、国内137店舗(2016年3月時点)を展開している。しかし、売上拡大路線の急激な出店のための有利子負債増加により、業績は直近で2期連続の赤字となっている。

チチカカの親会社であるヴィレッジヴァンガードは、チチカカに対する事業構造の改善を喫緊の課題とし、本部組織のスリム化や、物流の効率化などを実施してきたが、充分な収益改善には至らなかった。さらに、ヴィレッジヴァンガード・グループ自体の事業構造の改革が必要であると判断され、集中と選択を行い、エスニックファッション及びエスニック雑貨分野については、事業再生の経験やノウハウ、シナジー効果の高い会社に譲渡することを検討してきた。

ネクスグループは、ファッション事業へのIoT導入にむけた開発と検証がスムーズにできること、将来的にチチカカでIoTを利用した新サービスを提供するなどのシナジーが見込まれること、また、今後のネクスグループのコンシューマーに向けたマーケティングにおいてチチカカのもつ小売業のノウハウと多くのリアル店舗を利用できることが見込まることから、今回連結子会社化するもの。