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インスペック、連結子会社がクラーロの医療関連画像処理システム事業を譲受け

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半導体などの光学式外観検査装置の開発・製造を行うインスペック【6656】は、連結子会社であるテラを譲受会社として、クラーロの事業である医療関連画像処理システムの研究開発及び製造販売からサービスまでの全事業を譲り受けると発表した。なお、譲受価額は269百万円。

クラーロは、病理検査のデジタル化の基本ツールであるバーチャルスライド(病理検査等に使用する高倍率・高解像度の顕微鏡画像をコンピューターに取り込み、デジタルデータ化して複数の病理専門医による検査や、遠隔地での検査を可能とするもの)を日本で最初に開発した会社で、この分野のパイオニアであるものの、国内において病理検査のデジタル化が進まず事業の継続に苦慮していた。

一方インスペックは、クラーロの状況及び病理検査のデジタル化への取り組み等を調査した結果、非常に有望な事業であると判断、クラーロの事業再生及びバーチャルスライド事業の拡大に取り組むことを目的に、スポンサーとして参画することを平成26年9月に決定した。

その後インスペックは、平成26年10月に、医療関連機器の開発・製造・販売を目的としてテラを設立。テラは、スポンサーとしてクラーロ事業に参画して以来今日まで、クラーロの総代理店としてその製品の販売を担うのみならず、国内及び海外の病理検査分野の実態調査やバーチャルスライドのニーズを調査し、バーチャルスライド事業及び病理検査のデジタル化に関連する事業の可能性を調査してきた。

その結果、バーチャルスライド事業は、世界市場において極めて有望な事業分野であると認識、この有望市場に対して、製品開発力、マーケティング力、サービス体制等を強化し成長を実現していくには、テラがクラーロから事業を譲り受け、インスペックグループが持つアジア、ヨーロッパ及び北米のネットワークを最大限に活用し事業拡大に取り組むことが最適な方法と判断したもの。