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リプロセル、英国子会社2社を吸収合併 営業体制と技術開発の強化へ

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iPS細胞の研究試薬や創薬支援、臨床検査事業を手掛けるリプロセル【4978】は、英国の連結子会社であるReinnervate Ltd.と同じく英国子会社のBiopta Ltd.が、合併により「ReproCELL Europe Ltd.」へ商号変更を行うと発表した。Biopta Ltd.を存続会社とする吸収合併となり、Reinnervate Ltd.は解散する。

Biopta Ltd.は鮮度の高いヒト組織・臓器を活用した創薬支援サービス(CRO事業)を、Reinnervate Ltd.は3次元培養デバイスの開発・製造・販売を、それぞれ行っているが、今までは同国内でも各社ごとに営業員を配置し、個別に営業活動を行っていたため、営業テリトリーが重複していたり、顧客情報が十分に共有されていなかったりと、必ずしも効率的な営業活動が行われているとは言えなかった。

今回の合併により、ヨーロッパで1つの営業チームとすることで、テリトリーや情報共有の課題を解決し、効率的な営業活動を行うもの。また、各社が保有していた機能を統合することで、効率的な運営を行い、コスト削減を図る考え。

さらに研究開発において、世界のトップ大学との共同研究を通じ、非常に強固な技術基盤を有する中で、今回の組織再編により各研究拠点における協力関係をより強固なものとし、各社がもつ固有の優れた技術を組み合わせ、さらに競争優位性の高い製品やサービスの開発を行うとしている。