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パナソニック、米国の業務用冷凍・冷蔵ショーケースメーカーを子会社化

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大手総合電機メーカーのパナソニック【6752】は、米国の業務用冷凍・冷蔵ショーケース市場の主力企業であるHussmann Corporation(以下「ハスマン社」)の全株式を保有するHussmann Parent Inc.(以下「Hussmann Parent社」)の全株式を取得し子会社化することについて、Hussmann Parent社及び同社の株主代表であるClayton,Dubilier&Rice,LLC(以下「CD&R」)と2015年12月21日付で契約を締結したと発表した。なお、取得価額は概算で1866億円。

パナソニックは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの冷凍・冷蔵ショーケースにおいては、省エネ・環境対応技術を核として、日本・中国・アジアを中心に事業を展開し、市場でのポジションを確保してきたが、一方で、最大規模である米国市場においては、顧客ニーズに応える新たな取組みが求められていた。

ハスマン社は米国におけるトップシェアのショーケースメーカーのひとつで、創業以来109年にわたり顧客と強固な関係を構築、市場に浸透したブランドの下、製品だけでなく、米国・メキシコ・ニュージーランドでトップレベルの施工・保守・サービス拠点網を有する点が強みとなっている。

今回の取引により、ハスマン社の強い顧客掌握力、保守・サービス力と、パナソニックの幅広い技術や商品群を相互活用することが可能になり、ハスマン社はパナソニックの保有するCO2冷媒技術やフード・サービス製品を活用してコアの冷蔵製品技術・ショーケース・プラットフォームを一層強化できるほか、パナソニックのLEDや遠隔監視システム等の幅広い技術プラットフォームを活用することにより、小売業や消費者との接点をより一層強化できるとの考えで、この新たな取組みにより、米国だけでなく、周辺の国・地域での成長の実現も図るとしている。