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科学技術振興機構、大阪大学発ベンチャーのファンペップに資本参加

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文部科学省所管の国立研究開発法人である科学技術振興機構(以下「JST」)は、出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)において、ファンペップからの第三者割当増資の引き受けを実施したと発表した。

ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の機能性ペプチドに関する研究開発成果の実用化を目指すベンチャー企業で、平成21年のJST地域イノベーション創出総合支援事業・シーズ発掘支援における「新規抗菌性ペプチドを用いた創傷治癒剤の開発」による研究開発成果の実用化を、現在の主たるパイプラインとしている。

具体的には、大阪大学大学院の基礎研究により同定された血管内皮細胞の増殖作用を有し、抗菌作用も示すペプチドAG30のアミノ酸配列を改変することでその機能を強化し、褥瘡や難治性皮膚潰瘍の治療薬とすることを目指している。

SUCCESSでは今後も、JSTの研究開発成果を実用化しようとするイノベーティブなベンチャー企業に対して、成長資金の供給や関係機関のネットワークを活用したサポートを提供することにより、実用化を通じた先端技術の社会への還元を進めていくとしている。