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黒田電気、臨時株主総会で提案する取締役選任議案に反対声明

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電子部品商社の黒田電気【7517】は、C&I Holdings(以下「C&I」)及び南青山不動産が、本年8月21日に開催される臨時株主総会で提案する取締役選任議案に反対すると声明文を発表した。

C&Iは、旧村上ファンドの村上世彰氏の長女である野村(旧姓村上)絢氏が代表取締役を務める投資会社であり、同じく野村絢氏が代表取締役を務める南青山不動産などとともに2014年12月から黒田電気の株式を買い進め、共同株式保有割合は7月17日の大量保有報告書では16.1%、議決権ベースで約18%となっており、世彰氏ら4人を社外取締役に選任するよう要求している。

しかし、黒田電気の経営陣の一人は「村上氏はインサイダー取引で有罪判決を受けた。コンプライアンスの観点から取締役には不適格」と述べており、従業員一同も反対の声明文を発表した。

C&Iは「資本政策とM&Aを前向きに検討していくべく社外取締役を推薦しており、黒田電気の経営を支配する意図はない。敵対的買収ではない」としているが、黒田電気側との溝は深く、21日の臨時株主総会が注目される。