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建築工事・不動産仲介のASS、再生手続き廃止で破産手続き開始決定
平成26年12月26日に名古屋地裁に民事再生法の適用を申請していた(株)ASSは5月29日、破産開始決定を受けた。破産管財人には服部一郎弁護士(服部一郎法律事務所)が選任された。
ASSは、建築工事業や不動産の賃貸・管理・仲介業などを手掛けていた。サービス付き高齢者向け賃貸住宅の建築工事を得意とし、近年は関連企業の(株)いこいの郷を通じて施設経営にも携わり、ピーク時の平成25年5月期の売上高は約35億3500万円をあげていた。しかし、借入金負担が重く、資金繰りも逼迫。26年5月期の売上高は約13億7400万円へと落ち込み大幅な赤字となり、いこいの郷とともに民事再生法の適用を申請した。
2015年2月3日に民事再生開始決定を受けたが、民事再生法の適用申請後に新たな負債が判明し、再生計画案作成の見通しが立たず4月28日、民事再生廃止となり、その後今回の決定となった。
東京商工リサーチ及び帝国データバンクによると、負債総額は約63億円。