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回転寿司店経営のとっぴい、民事再生法の適用を申請

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(株)とっぴいは6月1日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は清水智弁護士(清水法律事務所)ほか3名。

とっぴいは、2000年7月に関連の北海道フードサービス(株)が経営する公衆浴場のインショップ的な存在であった回転寿司部門の事業を継承して設立された。ネタの大きさが評判となり順調に事業を拡大し、2008年頃には関東方面への出店やFC店なども展開。ピークとなる2008年5月期には29億8,800万円の売上高をあげていた。

しかし、道外に出店した直営店の一部が不採算だったことから店舗の閉鎖で業績が悪化。さらには、為替取引による損失なども負担となり債務超過となっていた。その後価格改定などで収益を改善させたが、過去の借入負担が重荷となり、今回の措置となった。
なお、直営店12店、FC店8店舗はいずれも営業を続行している。

東京商工リサーチ、及び帝国データバンクによると負債総額は18億円。

また同日、関連の北海道フードサービスは札幌地裁に破産を申請しており、負債総額は7億6,069万円。
北海道フードサービスは、1980年にファッションホテルの運営を開始。その後、公衆浴場の運営に乗り出し、とっぴいの基盤を作った。しかし、回転寿司事業を分離後、公衆浴場などは競合激化などで閉鎖を余儀なくされ、平成22年には事業を停止していた。