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スマホ・タブレット向けタッチパネル加工のグラス・ワン・テクノロジー、破産手続き開始決定

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スマートフォン・タブレット端末用タッチパネル加工のグラス・ワン・テクノロジー(株)は、4月13日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は平山隆幸弁護士(平山法律事務所)。

グラス・ワン・テクノロジーは、2013年に設立され、スマートフォン・タブレット端末用タッチパネル加工などを行っていた。同年9月には工場用地として、佐賀県吉野ヶ里町と進出協定を締結し、同地に工場を設置。10月には円高・エネルギー制約対策のための先端設備等投資促進事業補助金を経済産業省から交付された。さらに、佐賀第二工場の用地・建物を取得するなど事業を拡大する意向にあった。

しかし、近年スマートフォン向けなどのタッチパネル市場の低迷や競合激化などから、受注が伸びず、先行投資した設備の維持費が財務を圧迫。資金繰りが悪化したことから、2月18日までに事業を停止、任意整理を進めていたが、3月30日に東京地裁より包括的禁止命令および保全管理命令を受けていた。

帝国データバンク、及び東京商工リサーチによると、負債は2月25日時点で約29億6600万円。