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スポーツ靴輸入卸のトライデント、弁護士一任へ

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スポーツ・カジュアルシューズ輸入販売の(株)トライデントは、4月9日までに債務整理を岡林俊夫弁護士(弁護士法人岡林法律事務所)に一任した。

生産拠点を中国、台湾に置き、スーパーや量販店にて「RALLIART」「CHOOP」「BEL-RAY」などを販売。また「アトラス」「トップレックス」「モーリス」「アンナ」「ノンノ」などの自社ブランドシューズを展開し、ピークとなる平成16年8月期には売上高68億3745万円を計上した。

しかしながら、近年は個人消費の冷え込みを受け22年8月期の売上高が45億1963万円に減少。その後、売上高は回復傾向に向かったが、通貨オプション評価損等で多額の特別損失を計上し、5億2490万円の赤字となった。
25年8月期は、売価下落や販売数量の減少、さらに中国の工場稼働率の低下などが重なり、売上高は41億6349万円にまで落ち込んだ。その後、デリバティブ取引損失などから赤字が続き、金融機関への借入返済が重荷となり、今回の措置に至った模様。

東京商工リサーチによると、負債総額は現在調査中だが、平成24年8月期決算時点での負債総額は約47億6900万円の見通し。