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システム開発の「コスモテック特許情報システム」、破産手続き開始決定
コスモテック特許情報システム(株)は、11月18日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた。
申請代理人は佐藤真太郎弁護士(TMI総合法律事務所)。破産管財人は北原潤一弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所)。
コスモテック特許情報システムは、特許業務管理ソフトの開発・販売・サポート業務を行っており、特許事務所の管理業務に特化した特許業務管理システム「PAT-DATA」シリーズを主力として、2012年8月期には年収入高約14億5000万円を計上していた。
しかし、受注減などにより業績は低迷。商品開発による先行投資や借入金負担などから、4期連続の赤字を計上していた。こうしたなか、2014年2月には取締役会長(全代表)が死去。同年10月に入り「臨時休業」の張り紙を出し事業を停止していた。
帝国データバンクによると、申請時の負債は債権者数約770名に対し約30億円。