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独シーメンス、補聴器部門を売却 約3090億円

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ドイツの総合電機大手シーメンスは、補聴器事業をスウェーデンの未公開株(PE)投資会社EQTパートナーズとドイツのシュトリュングマン家に売却すると発表した。
売却額は、合計で約3090億円。(21億5000万ユーロ)

シーメンスは、ヘルスケア部門、工業部門、インフラ関連部門、エネルギー部門など幅広く事業を行っているが、このところ事業の売却が目立つ。中でも最も安定した収益を上げているヘルスケア事業の売却が続いていており、今回の補聴器事業の売却以外にも、病院情報技術と微生物学検査を売却しており、ヘルスケア部門全体を手放す方針を立てているという。その背景には、28%減益を計上したエネルギー事業に今後は力を入れたい考えを示しており、今後も主力としているエネルギー部門以外での売却も視野に入れ、事業組織の見直しを図り、経営基盤の再編を立てるという。

今回、第4四半期の決算も発表され、利益は前年比28%増の22億ユーロ(27億6000万ドル)。全体の売上高は、前年の1%増で、206億ユーロと増収で、純利益は40%増の15億ユーロとしている。