中小企業向け投資事業のファイブフォース　特別清算開始決定受ける

(株)ファイブフォースは、9月30日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

ファイブフォースは、平成20年12月に設立され、日本振興銀行（株）の融資先などで構成される「中小企業振興ネットワーク｣の加盟企業として、中小企業向けに投資事業等を行っていた。

平成21年3月には、インターネットゲーム配信会社の（株）ゴンゾロッソを買収していたが、同年9月に同ネットワーク中核の日本振興銀行が東京地裁へ民事再生法の適用を申請。
その後、同ネットワーク内のオンラインゲーム配信会社のゴンゾロッソの株式を他社に売却。日本振興銀行が倒産した影響もあり、実質的な活動が困難となった。平成22年8月に、（株）ロッソインデックスへ商号変更し事業再構築を図っていたが、多額の繰越損失を抱え26年7月25日、株主総会の決議により解散に至った。

東京商工リサーチ及び帝国データバンクによると、負債は2013年10月期末時点で約50億4400万円の見通し。（平成25年10月期決算時点）