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サーフ系ファッションブランド展開のアートヴィレッヂ、民事再生廃止決定
2015年4月22日に民事再生法の適用を東京地裁へ申請していたアートヴィレッヂは2月23日、民事再生廃止決定を受けた。
保全管理人には香川明久弁護士(香川法律事務所)が選任された。
東京商工リサーチ及び帝国データバンクによると、民事再生法の適用申請時の負債総額は40億7527万円。
1975年4月に設立。サーフ系ファッションブランドを中心に、「Beach Sound」や「BODY GLOVE」、「BANANA SEVEN」などを展開し、110店舗以上を最盛期には展開していた。
最盛期の2009年2月期の売上高は99億1756万円まで拡大したが、レディース事業の失敗や、東日本大震災の影響で一部店舗が被災、計画停電等の影響、消費の落ち込み、などから業績が悪化した。
不採算店舗の閉鎖、人員整理、在庫の圧縮など再建計画に取り組むが、2014年2月期の年売上高は約41億5200万円にまで落ち込み、資金繰りも悪化したことから民事再生法適用を申請した。
その後、2015年11月16日には再生計画認可決定を受け、小売事業を男子服小売のエクシスへ譲渡するなどしたが、再生計画遂行の見込みが立たないとして今回の措置に至った。