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バリューゴルフ、老舗旅行会社の日本旅行協会を買収

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プレー予約運営のゴルフ、医療書籍発行のメディカル、広告メディア制作の3事業を全国展開しているバリューゴルフ【3931】は、老舗の旅行会社の日本旅行協会の株式を取得し、子会社化すると発表した。
取得価格は、300万円。

今回の株式取得の目的は、既存事業(ゴルフ事業)におけるトラベルサービスの内製化及び新たな事業の柱を構築し、中長期的強固なものにすることにある。旅行業界を取り巻く環境は、従来の発券業務による収益モデルの崩壊や、インターネットの普及に伴い価格比較が容易になったことで価格競争が激化、非常に厳しい環境にさらされている。しかしながら、ゴルフ業界においても同様の事象は起きており、そのような環境下においてバリューゴルフでは1人からゴルフの予約ができるサービス「1人予約ランド」を普及させる等、新たな需要を喚起するサービスを開発してきた。現在も、ゴルフ事業から派生したトラベルサービスとして、「1人予約ゴルフ旅」や「海外VGCUP」等を展開しており、時間とお金に余裕のある中高年のゴルファーから高評価を頂いている。

また、ゴルファーから要望として、1人予約女性ゴルファーのゴルフ場までの交通手段を手配するサービスとして「(仮称)1人予約バスパック」や、いつまでも健康にゴルフをするために人間ドックとゴルフを合わせた「(仮称)メディカルツーリズム」といったメディカル事業で築いた病院とのネットワークを有効活用するサービス等、バリューゴルフグループでは、価格競争に参加するのではなく、既存のサービスに旅行を絡め、付加価値の高い新たな需要を喚起するサービスを開発していきたいと考えている。

厳しい経営環境のなかにある旅行業界においても、訪日来訪者数が2000万人を超えるといった明るい兆しがあることや、ツーリズム産業がもたらす経済効果は依然として高いものとなっており、潜在的なビジネスチャンスは大きな可能性があるものと考えており、さらには、旅行の先にある周辺サービスへ事業展開を広げ、新たな事業領域への拡大戦略を 推進して行きたいと考えており、今回の子会社化はその足掛かりとなるものと考えている。