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インターアクション、子会社BIJの株式譲渡 持続的な成長と長期的な企業価値向上のため
光源装置、太陽光発電関連製品及び画像検査装置の開発・製造・仕入・販売を手掛けるインターアクション【7725】は、連結子会社であるBIJの全株式を譲渡すると発表した。なお、譲渡価額は312百万円。
インターアクションは、株主価値を向上するために、投下資本利益率(ROIC)が加重平均資本コスト(WACC)を下回る事業については、縮小撤退を検討する経営方針を定めている。
BIJの主事業である再生可能エネルギー事業に関しては、近年、再生エネルギー固定買取制度の電力買取価格低下に伴う市場の縮小、それに伴う収益の悪化が想定されている。 当事業年度においては、再生エネルギー関連事業は第1四半期時点で、投下資本1,800百万円に対して、営業損失42百万円、投下資本利益率(ROIC)△2.4%となり、インターアクションが定める加重平均資本コスト(WACC)5.6%を下回っており縮小撤退を検討していた。
また、BIJは、平成28年8月より、ホステル事業を開始し、積極的な対象事業の拡大を目指している。そのような中で、インターアクションとBIJとの事業上のシナジー、ホステル事業の資金ニーズとそれに伴う、インターアクションの資金負担等を検討した結果、インターアクションの持続的な成長及び長期的な企業価値向上の観点から、BIJの株式を適切な価格で売却し、売却資金を、期待収益率を上回る事業に投資することは、合理的かつ適切であると判断したもの。