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岩谷産業、エヌ・ケイ・ケイを子会社化 経営基盤の拡充へ
LPガス、産業ガスを中心にガス・ エネルギー関連事業を展開する岩谷産業【8088】は、2016年9月30日付で、冷媒缶、ブロワーなどの製造・販売を行うエヌ・ケイ・ケイの発行済み株式を100%取得し、子会社化したと発表した。
エヌ・ケイ・ケイは、製缶から充填まで一貫して行うエアゾールメーカーで、特にダストブロワーに関しては、独自の技術でノンフロン商品を製造。多くのダストブロワーが代替フロンを使用しているのに対し、エヌ・ケイ・ケイの製品はジメチルエーテル(DME)と二酸化炭素を使用しており、地球温暖化係数は一般的な代替フロンであるHFC134aと比較して1/1430と、地球環境にやさしい製品となっている。
岩谷産業は、中期経営計画において「成長戦略の推進」と「経営基盤の拡充」を基本方針として、成長分野に積極的に経営資源を投入する期間と位置付けており、今回の子会社化はその一環として行うもの。
エヌ・ケイ・ケイのダストブロワーは、既に国内ではOEM提供により約6割のシェアを有しているが、今後は岩谷産業の販売網を活用し、海外マーケットへの拡販を図る考え。