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三菱商事、太陽光発電事業の米国Nexamp社に資本参加

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大手総合商社の三菱商事【8058】は、米国の発電事業統括会社である100%子会社のDiamond Generating Corporation(以下「DGC」)を通じて、米国の分散型太陽光発電事業者であるNexamp社に出資参画したと発表した。

米国ではここ数年、環境規制強化に伴う石炭焚発電所の閉鎖と、安価なシェールガスの増加によりガス焚発電所の建設が増加してきたが、それと並行して大規模集中型の風力・太陽光案件を中心に再生可能エネルギー導入も促進されてきた。一方、昨今の太陽光パネルの低価格化や連邦・州レベルでの支援政策も相まって、遊休地や住宅・商業施設の屋上を利用した小規模の分散型太陽光発電事業が、一般家庭を含む最終需要家の電力小売価格低減を実現できるとして、成長分野として注目されている。

Nexamp社は、分散型太陽光発電事業の開発・建設・運転保守・資産管理を手掛け、米国北東部を中心に約5万kWの開発実績を保有しており、今後成長が見込まれる同分野での事業拡大を計画している。

三菱商事はNexamp社の筆頭株主となり、同社の経営に参画し、米国における成長分野である分散型太陽光発電事業に取組むと共に、今後の事業拡大と更なるビジネスモデルの変革を通じて事業価値の最大化を目指していく考え。

三菱商事はIPP(独立系発電事業者)として世界各国で発電事業の開発・運営に取組んでいるが、事業環境の変化を捉え、今後も新たなビジネスモデルに取組んでいくとしている。