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スカパーJSAT、子会社がエンルートへ出資 ドローン利用のサービス・ソリューション展開へ

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スカパーJSATホールディングス【9412】傘下で、衛星事業・有料多チャンネル事業を行うスカパーJSATは、子会社である衛星ネットワーク(以下「SNET」)が、ドローン事業共同展開拡大のため、7月1日付にて、エンルートの株式取得及び第三者割当増資引受により66.7%の議決権を取得したと発表した。

エンルートは、農薬散布用ドローン400機、3D画像解析ソフトとパッケージになった測量用ドローン300セット、その他顧客のニーズに応じて個別に開発した特殊用途品200システム以上など、累計販売台数1000台を超える国内最大手の産業用ドローンの開発製造会社である。

SNETは、スカパーJSATグループにおけるネットワーク&ITのビジネスソリューション・プロバイダーとして、官公庁・法人・放送局を初めとする顧客に防災ソリューションや映像伝送サービスなど提供。防衛省や総務省消防庁などの官公庁ユーザー向けには、これまでにもエンルートとの技術提携によって産業用ドローンを納入してきた。

今後SNETはエンルートと一体となり、インフラ保守・点検、測量、農業、物流などの分野でサービス事業の展開を進めるほか、衛星通信を搭載したドローンによる長距離運行を実現し、離島・山間僻地への緊急物資の輸送、火山噴火や土砂災害など危険地域での情報収集、山岳遭難における人命救助などのソリューション展開を進める。また、通信分野においても、スカパーJSATグループとして官公庁、公共機関、大手企業に対する災害対策・防災ソリューションとしてのドローン活用やドローンを活用したインフラ点検サービスなどを提案する。さらに、放送分野では屋外スポーツイベントの空撮中継やコンサート会場でのドローンを用いた演出など、新たなニーズを発掘し、提案していきたい考え。