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船舶向け各種手続き代行のラムスコーポレーション、会社更生手続き開始決定
ラムスコーポレーションとグループの船舶保有会社38社は12月31日、東京地裁より会社更生開始決定を受けた。更生管財人には進士肇弁護士(篠崎・進士法律事務所)が選任された。
ラムスコーポレーションは平成7年に設立され、シンガポールやパナマで船舶保有SPC(特別目的会社)を束ねる外航船保有大手ユナイテッドオーシャン・グループ(以下「UOG」)の1社として、船舶運航管理を行っていた。
日本では造船手配などの各種交渉や大手海運会社の船舶代理業務なども手がけ、平成27年3月期には売上高1億1148万円をあげていたが、景気減速などから資金繰りが悪化。その後、シンガポール、パナマに拠点を置くグループの船舶会社38社とともに債権者から会社更生を申し立てられた。
東京商工リサーチによると、負債は39社合計で約1,400億円。