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東燃ゼネラル石油、豪港湾サービス大手と合弁会社設立 サプライチェーン強化

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東燃ゼネラル石油【5012】は、オーストラリアにおける港湾サービス・物流業大手であるQube Holdings Limited(以下「キューブ社」)と折半出資による合弁会社を設立したと発表した。

今回設立した合弁会社は、2017年央から年末にかけてニューサウスウェールズ州のポートケンブラに最大容量23万キロリットルの石油製品貯蔵設備を建設する予定で、ポートケンブラはシドニーの南西約90キロに位置し、その地の利からニューサウスウェールズ州一帯にコスト競争力のあるサプライチェーンを確立することができると期待されている。

また、合弁会社は建設予定の石油製品貯蔵設備から石油製品を販売・供給する事業も検討しており、その第一段階として、石油製品の販売・供給会社であるオーストラリアのPetro National Pty Limited(以下「ペ トロナショナル社」)の全株式の取得について合意した。

上記石油製品貯蔵設備の建設およびペトロナショナル社取得のために必要な合弁会社による投資額は2016年から2017年にかけて約1億5千万豪ドルになると見込まれている。

オーストラリアの石油製品輸入市場は拡大傾向にあり、同国は東燃ゼネラル石油の主要な輸出先の一つで、石油製品をオーストラリアで販売できるネットワークを確立することで、サプライチェーンの幅が広がるだけでなく、キューブ社と共にオーストラリア国内のサプライチェーンの強化を図ることができるとの考え。

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