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三井住友信託銀、台湾大手金融グループと業務提携 アジア市場へビジネスの拡大
三井住友信託銀行は、台湾の大手金融グループ、中国信託金融ホールディング(以下「中国信託金融HD」)と包括的な業務提携契約を結ぶことが分かった。
今回の業務提携により、三井住友信託銀行は、「銀行・生命保険、証券・総合的金融事業」において中国との取引先企業も多い中国信託金融HDの金融事業を協業活用する事で、日本・アジアでの取引先企業の紹介や協調融資を可能にさせ、今後成長が見込まれるアジア市場での金融事業の強化と海外収益の拡大を図るとしている。
両社は、以前にも不動産事業で提携をした経緯があり、三井住友信託銀行は中国信託金融HDに対し、高級マンションなどを投資・紹介するなどの実績を持つ。日本の不動産投資は、台湾の投資家が強い関心を示しているという。こうした友好関係を築いた成果が今回の包括的な業務提携に至り、今後、中国やアジア方面でのビジネス拡大を狙う日本企業の支援と収益拡大につなげたいとしている。
中国信託HDは、今年6月に東京スター銀行の全株式を取得し買収しており、地方銀行との提携も広げるなど、日本企業との提携が続いている。