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タケエイ(2151)、富士リバースを子会社化 一般廃棄物処理事業へ参入

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(株)タケエイ【2151】は、(株)富士リバースを子会社化し、地方自治体・造園業・建設業から排出された伐採木・間伐木・剪定枝等(いわゆる生木)の再生資源化・再生エネルギー原燃料化の事業に参入すると発表した。取得価格は非開示だが、取得株式数は400株(所有割合100%)。富士リバースの平成26年度4月期の売上高は、約10億円としている。

富士リバースは、主に関東・甲信地域の地方自治体と委託契約を結んでおり、街路樹整備や公園等公共施設の整備や民間事業者の造園業や建設業等の事業において、今まで廃棄物として焼却処分されてきた伐採木・間伐木・剪定枝などと言った木質系廃棄物を回収し、木質系チップ化を製造。木質系チップは、敷料として地元の酪農事業に活用されるが、発生する牛糞等を集荷し混合・発酵させ、さらに貴重な資源として有機肥料を製造している。自治体や地元の協力農家のほか、全国チェーンの大手ホームセンターに出荷販売されている。最近では、木質系チップを発電用原燃料としても関東近郊の発電所に出荷している。

今回、タケエイは、地方自治体との委託契約により「一般廃棄物処理」の分野に強い富士リバースを傘下に収め、初の一般廃棄物処理事業へ参入する。

今後は、各自治体による環境美化・都市廃木材の増緑化・再開発事業の増加にともない廃木材も増えるとし、タケエイは、廃材の受け入れと木質系チップの増強計画を立てている。