沖縄ツーリスト、ミュゼトラベルに本土事業及び子会社を譲渡

(株)ミュゼトラベルと沖縄ツーリスト(株)は9日、那覇市内で記者会見を開催し、沖縄ツーリストの本土地区カンパニー10店舗と子会社の北海道ツアーズを事業譲渡することを発表した。10月1日付けで「ミュゼトラベル・沖縄ツーリスト」を変更する。譲渡額は非公表。

ミュゼトラベルは、国内外で脱毛サロン「ミュゼプラチナム」を展開するジングループの子会社。「ミュゼプラチナム」は国内179店舗・海外18店舗を展開し、会員は227万人にのぼる。今後は会員に沖縄旅行を提案し送客につなげる。

ミュゼトラベルの年間取扱高は約40億円、沖縄ツーリスト本土地区カンパニーの年間取扱高は約180億円で、2年後には年間取扱高300億円を目指す。経営陣は、社長にはミュゼトラベルの高橋仁社長が務めるが、役員の約半数には、沖縄ツーリスト本土地区カンパニーの役員が就任する。

また、本土事業を譲渡した沖縄ツーリストは、今後海外展開・インバウンド観光を強化する。22日には、台北事務所を移転拡充、シンガポールには現地法人OTSグローバル社を設立し、来年にはニュージーランドでレンタカー事業も開始する。

本件のアドバイザーは経営戦略合同事務所が務めた。