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シティグループ、国内個人向け銀行業務売却へ

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アメリカの大手金融シティグループが日本国内の個人向け銀行業務を売却する方針固めたと複数誌が報道した。邦銀9行に営業譲渡を打診し、入札は9月にも実施される見通し。

シティグループは、グローバルな展開を生かした決済サービスを得意としており、増加傾向にある日系企業の海外展開を背景とした成長の余地の大きい法人向け業務・金融取引・投資銀行に経営資源を集中する。3メガバンクを含む大手銀行・中堅銀行に事業譲渡の方針を伝え、譲渡先が決定するまで支店などの営業およびサービスは継続される見通し。

シティグループは、国内に33視点を展開し預金残高は3兆円9000億円にも上るが、支店数ではシティグループの1%にも満たない。マイケル・コルバットCEOの就任以降、トルコ・ギリシャなどの収益性の低い個人向け業務から撤退しており、国内でも低金利が長引く中で収益性が悪化する傾向にある。

シティグループは09年に国内の個人向け証券業務、日興コーディアル証券と投資銀行部門の一部を三井フィナンシャル・グループに売却している。